旭区内在住の清田愛華(きよた あいか)さん(22)はその日、腰まで伸びた髪をばっさりと切った――。「3、4年前、テレビ番組で髪を寄付する活動があるのを知って伸ばしてきました」と清田さんは話す。
小児がんや先天性の脱毛症、不慮の事故などで頭髪を失った子どもたちに、寄付された髪を使ってウィッグを無償提供する活動「ヘアドネーション」。区内でこの取り組みを行っている美容室の一つが、上白根の「LANFEEL(ランフィル)」(島田亮オーナー)だ。同店は約3年前からこの活動に取り組んでおり、これまで10人ほどが髪を寄付しているという。
清田さんは、店に通う母から同店のことを知り、髪の提供に至った。今回寄付した髪の長さは61cm。最低限必要な長さの約2倍だ。これまでで一番短い髪になったことに「ショートになったからこその髪型を楽しみたい。また伸ばして寄付したい」と思いを語る。また、島田オーナーは「この活動を通して、人が人を思いやる気持ちが広がっていけば。少しでも、明るい社会になるといいですね」と話した。
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