神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 公開:2019年5月1日 エリアトップへ

「県のがん医療をリード」 神奈川県立がんセンター

社会

公開:2019年5月1日

  • LINE
  • hatena

 --がんセンターの特徴はどのような点ですか。

 「病院の名前が示す通り、がんの専門病院です。地域の中核病院の先頭に立ち、がんの診療に取り組んでいます。ほかの病院にはない高度な医療も提供しています。象徴的なのは重粒子線治療施設『i─ROCK』。昨年度は271人が治療を受けており、今年度は500人を目標としています」

 --がんセンターが旭区にできた経緯や歩みは。

 「この周辺はもともと県の土地で、そこに成人病センターが発足したのが1963年。病院が再編され、86年にがんセンターとなりました。その後、2007年には、都道府県がん診療連携拠点病院になり、県のがん医療をリードしていくというミッションが与えられました。また、新たな時代の治療として、ゲノム医療に取り組んでいます。今年4月には、がんゲノム診療センターを設置。がんゲノム医療の拠点病院の指定を受けるため、取り組みを進めています」

 --テレビドラマの撮影で使用されることが多いですが、きっかけは。

 「13年に新築・移転した際、ドラマの制作会社から依頼がありました。当時、私は副院長だったのですが、こういう依頼は受けた方がいいと進言したのです。院内の活気になるし、病院を知ってもらうきっかけになるので。今では年間10本。これまでに50本ぐらいは撮影に使われています」 

 --新時代に向け、がん医療のこれからは。

 「超高齢化に対処していくこと。今、5年ごとに策定する、次期中期計画をまとめています。各診療科の部長に『100歳の初発のがん患者さんをどのように診療するのか』『医療においてAIをどのように考えているのか』の2つのテーマで意見書を作ってもらっています。そして、将来のがん医療を踏まえ、今後の中期計画に反映していきたいと考えています」

旭区・瀬谷区版のローカルニュース最新6

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 7月20日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

旭区・瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook