明治安田生命Ｊ２リーグ第42節が11月24日に行われ、横浜ＦＣが２対０で愛媛ＦＣを下しリーグ２位となり、来季のＪ１昇格を決めた＝写真。
勝てば自力で自動昇格を決めることができるこの日、青一色で染まったスタンドからの後押しを受ける横浜ＦＣは前半32分に今夏、チームに加わったＦＷ皆川佑介選手がＰＫを獲得。自らゴールネットを揺らし貴重な先制ゴールを奪った。後半に入ってからもゲームの主導権を握り続けた横浜ＦＣは立ち上がりに、育成組織出身のＭＦ齋藤功佑選手がＪ１昇格を決定づける追加点を挙げた。後半42分、元日本代表のＦＷ三浦知良選手がピッチに飛び出すと場内の盛り上がりは最高潮に。６分後、試合終了のホイッスルが響き渡り、カズはピッチ上でＪ１昇格決定の瞬間を迎えた。史上最長となる12年の時を経ての昇格。当時のメンバーで現チームに残っているのはカズだけだ。
目標は「定着」
横浜ＦＣはシーズン序盤は波に乗れず下位に低迷しながらも、６月末から18戦無敗を記録。下平隆宏監督は「苦しいシーズンではあったがスタッフ、選手が最後まで一体感を持って戦えたことが大きな偉業につながった。選手たちとはＪ１昇格が目標ではなく、Ｊ１定着が目標だと話していた。来シーズンは厳しいシーズンとはなるが応援お願いします」とスタンドを埋め尽くしたサポーターに呼び掛けた。
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