万騎が原中学校(中村雅一校長)で2月21日、3年生320人による「百人一首大会」が開催され、同校卒業生で競技かるたの「永世クイーン」である渡邊令恵(ふみえ)さん(鎌倉山かるた会所属)が参加した。
渡邊さんは競技かるたで女性最高位のクイーンに、11連覇を含む14期にわたり君臨。同校では学年ごとの百人一首大会を毎年開催しており、渡邊さんが卒業生であることを知った中村校長が声を掛けたことから、今回初めて参加が実現した。
当日は班ごとに分かれた学級対抗戦を行い、クラス単位での総合獲得枚数で順位を決めた。その後は渡邊さんと生徒たちによる対戦。個人戦で上位2位までの生徒2人と、選抜された生徒4人がそれぞれ2人1組となり、渡邊さん1人との模範試合を実施した。試合中は会場全体が緊迫した雰囲気に包まれた。渡邊さんが素早い札さばきを見せると、観戦する生徒たちから驚きの声が上がった。対戦した生徒たちも札を取り、奮闘を見せた。結果は18枚勝ちで渡邊さんの圧勝。対戦した生徒たちは「強くて驚いたけれど楽しかった」と笑顔で達成感をにじませていた。
渡邊さんは「母校に呼んでもらえてすごくうれしかった。クイーンになれるまでくじけそうになった時もあったが、いつか必ず目標に届くと信じていました。皆も頑張ってほしい」と生徒たちにメッセージを送っていた。
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