神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 公開:2020年6月11日 エリアトップへ

未利用野菜、ズーラシアへ 飼育動物の餌に活用

経済

公開:2020年6月11日

  • LINE
  • hatena
葉物野菜を飼育員に届けた
葉物野菜を飼育員に届けた

 未利用野菜、捨てずに動物へ――。新型コロナウイルスの影響で外食産業が打撃を受け生産野菜も供給過剰となる中、よこはま動物園ズーラシア(上白根町)にこのほど、市内の野菜卸売業者から未利用の野菜が寄贈された。味に問題がなくても袋詰め野菜の一部に傷みが見られたり、売れずに返品されたりして廃棄される野菜が活用された形だ。

   ◇  ◇

 野菜を寄贈したのは、野菜卸売業の株式会社つま正(神奈川区)。同社が扱う業務用野菜でも検品時に葉の一部が黄色く変色したものなどが見つかり、商品として卸すことができず行き場をなくした野菜の総量は158kgに上る。

 しかし、味が良くまだ食べられる野菜を産地に送り返しても廃棄されてしまうため、活用方法を考える中で動物の餌として使ってもらう案が浮かんだ。水族館に提供することも検討したが、葉物野菜を好む動物が多く飼育されている動物園に贈ろうと決めたという。

 寄贈されたのは、茨城県産の小松菜・水菜・チンゲン菜・パセリの4種類。食べられる部分を仕分けし、販売に適さないと判断してから3日後には飼育員の手に渡った。園の関係者は「菜っ葉が好きな動物も多いので助かります」と喜んだ。

フードロス削減願う

 小山正和取締役統括部長は、「今回贈った野菜は人もおいしく食べられるものばかり。生産者にとって育てた野菜は我が子同然なので、廃棄させたくなかった」と話す。

 飲食店の営業自粛が長引いたことで売れ行きが落ち込んだ野菜を生産地から買い取り、自動車から降りずに買い物できる「ドライブスルー八百屋」として一般消費者に販売するなど、食品流通に携わる企業としてフードロス削減に懸ける思いは強い。

 同社では、モスバーガー系列のモスダイニングの協力で自社の扱う野菜を使ったレシピをホームページで公開するなど、野菜を身近に感じてもらう取り組みにも力を入れている。詳細は同社ホームページ(【URL】https://tumamasa.co.jp/)へ。

旭区・瀬谷区版のローカルニュース最新6

横山剣さんら出演 年に一度の横浜感謝祭「ハマフェスY165」が5月25、26日に

空手組手で日本一

金子右京さん(本宿町)

空手組手で日本一

小さい頃からの目標達成

5月2日

5月からシニア大学

5月からシニア大学

旭区老連の自主講座も

5月2日

チュニジアの児童と交流

本宿中学校

チュニジアの児童と交流

壁画作成 大使館で披露

5月2日

子育て手続スマホから

子育て手続スマホから

市、6月末にアプリ

5月2日

横浜・大佛次郎記念館で仏画家 ポール・ルヌアール没後100年企画展

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月2日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

旭区・瀬谷区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook