神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 公開:2020年8月27日 エリアトップへ

「防災の日」に寄せて 求められる感染症への対応 神奈川県議会議員 おのでら慎一郎

公開:2020年8月27日

  • LINE
  • hatena

 今年度末で終了する国の「防災・減災、国土強靭化に関する3カ年緊急対策」。その予算を活用

し、神奈川県や横浜市でも河川や道路、橋梁の補修などさまざまな災害対策事業を推進してきましたが、この夏の豪雨災害をみれば、対策のさらなる強化が必要なことは明白です。

 しかし、来年度予算の方向性を定める「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)の政府原案に「3カ年緊急対策」の延長に関する文言はありませんでした。

 「防災・減災に対する政府の認識は甘い!」

 公明党の「苦言」を受け、7月17日の閣議決定では、緊急対策終了後も必要十分な予算を確保し、対策を進めていくと改められました。

コロナ禍における避難のあり方とは

 また、政府には近年の災害対応と新型コロナウイルス感染拡大を踏まえた防災対策に関する提言も行いました。その一つが「3密」回避へホテルや旅館などを活用し避難先を分ける「分散避難」の定着です。神奈川県としても市町村の要請に応じた県立施設の利用調整や、避難所としての利用に前向きな宿泊施設リストの提供などを進めていきますが、自治体ごとの体制構築や可能な限り多く避難所を開設するためには国の支援が欠かせません。それは、感染防止のための間仕切りシステムやマスク、消毒液の備蓄についても同様です。

生活再建の厳しい現実を知っておく

 私は知的、精神、身体に重い障がいのある方々の避難に関する政策研究に取組んでいますが、高齢者を含め自力での避難が難しい人の個別支援計画の策定を法定化するなど災害対策基本法の改定も提言で触れています。

 最後に「自助」について一言。県内の住宅の耐震化率は9割を超えていますが、大地震では家が倒壊しなくても家具などが倒れたり”飛んで”きたりして死傷するケースが少なくありません。

 ちなみに家屋が倒壊した場合、住宅再建経費が2000万円以上、生活に不可欠な家財の買い替え費用も4人家族で1600万円以上というデータがあります。

 9月1日は防災の日。家具の配置や固定方法を再確認するとともに、自然災害共済や地震保険の加入や見直しなど、災害への備えについて、ご家族で話し合う機会にされたらいかがでしょうか。

おのでら慎一郎事務所

横浜市旭区二俣川2-58-12 Sビル2A

TEL:045-442-8100
FAX:045-442-8101

http://www.onodera-s.com/

旭区・瀬谷区版の意見広告・議会報告最新6

子育て支援や学びの機会を拡充

県政レポート

子育て支援や学びの機会を拡充

神奈川県議会議員 いそもと桂太郎

5月2日

こども政策はこども目線で!

こども政策はこども目線で!

横浜市会議員 こがゆ康弘

5月2日

誰もが暮らしやすいまちづくり

市政報告 55

誰もが暮らしやすいまちづくり

横浜市会議員 木内ひでかず

4月25日

「特別市実現」で県と市の二重行政解消へ

大都市制度改革に取り組む 熱血市政レポート

「特別市実現」で県と市の二重行政解消へ

横浜市会議員 花上(はなうえ)喜代志

4月25日

アニマルウェルフェアの推進を

市政報告

アニマルウェルフェアの推進を

日本維新の会 くしだ 久子

4月25日

期待が広がる瀬谷区の未来

上瀬谷の跡地活用、議論が活発化 市政報告㊲

期待が広がる瀬谷区の未来

自由民主党 横浜市会議員 川口ひろ

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月2日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

旭区・瀬谷区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook