全国的な流行をみせているRSウイルス感染症が旭区内でも急増している。
RSウイルス感染症は、2〜8日の潜伏期をおいて発熱や鼻汁、咳などの症状が数日続く。ほとんどの人は軽症で2歳までに感染するが、乳幼児は細気管支炎や肺炎などの重篤な症状を引き起こすことがあり、注意が必要とされる。また、慢性呼吸器疾患や心疾患などのある高齢者は重症化する場合がある。
例年の3倍以上
例年夏ごろから流行し年末にピークを迎える感染症だが、横浜市衛生研究所によると今年は5月から増加し始め、27週(7月5日〜11日)には市内小児科定点94カ所から報告された患者数の平均値が8・01人になった。翌28週(7月12日〜18日)には7・83人とわずかに減ったものの、依然として過去最も多かった2017年のピーク時の3倍以上の流行となっている。24週〜28週の過去5週間では1歳の感染報告が最多。
一方、旭区内は増加が続いて28週の平均値は前週より1・5人増の12・67人。市平均を大幅に上回っており、緑区に次いで市内で2番目に多くなっている。
手洗い、消毒で予防を
同研究所では、大流行の理由や例年より1カ月以上時季が早まった理由などについては「わからない」と話す。
同ウイルスは飛沫や接触によって感染するため、予防対策として手洗いの徹底やてすりやおもちゃなどの消毒、乳幼児や高齢者と接する大人のマスクの着用を呼び掛けている。
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