上白根中学校(室伏健治校長)で11月20日、創立50周年記念式典が行われた。学校規模適正化のため、2023年4月に旭北中学校と統合され、「上白根北中学校」として新たに歩むことが決まっている同校。生徒や保護者、職員、地域の人たちが50年の歴史に想いを馳せた。
上白根中学校は周辺地域の大規模な宅地造成による人口増加を見込んで1971年に開校。当時344人だった生徒数は83年にピークを迎え、1456人に。翌年には一部が分離し、旭北中が開校した。その後は少子化に伴って減少の一途をたどり、現在は横浜市内最少の125人となっている。これまでの卒業生は8555人にのぼる。
感謝を胸に最後まで
50周年に向けてはPTAや教職員、地域の人たちで組織した50周年記念行事準備委員会や実行委員会(森一紀実行委員長)が3年前から準備してきた。
昨年度に予定しながらも新型コロナの影響で今年度に延期された式典では、生徒が「白根」の名から着想を得た大根をモチーフにした50周年マスコットや、スローガン「50年の伝統〜今までに感謝 明日からに希望〜」が発表された。
あいさつに立った室伏校長は「初代校長が作った校歌には『ひかりが丘のまちとともに歩む学校であれ』という思いが込められている」と説明。「周りが自分を見守ってくれていることに感謝し、仲間とともに大切な時間を刻んでほしい」と話した。
創立時から学校を見守ってきた森実行委員長は「生徒数の変動や時代の変化もあったがその時々でたくましい生命力を発揮してきたと信じている。上白根中生としての誇りを高く持ち、その幕が閉じられるまで見守ってほしい」と呼びかけた。
その後は生徒会が企画したスライドショーで半世紀の歩みを振り返り、卒業生からのビデオレターも上映された。
四季の森小も10周年
隣接する四季の森小学校(笹原洋子校長)も10周年を迎えることから準備開始当初は合同での祝賀会を予定していたが、コロナ禍のため中止に。
同校でも同日、10周年記念式典が行われ、歴代の校長による児童訪問や校内で育てた植物の種や手紙をつけた風船を空に放つバルーンリリース=右写真=などで節目を祝った。
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