神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 公開:2021年12月23日 エリアトップへ

横浜市 保留児童解消へ本腰 対策にデータ分析班

社会

公開:2021年12月23日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は、希望する認可保育所などに入れなかった保留児童の解消に向け、関係職員を集めたデータ分析チームを発足した。市が保留児童対策に取り組むのは初めて。今年度の申請情報をサンプルとして解析し、来春以降、ニーズを踏まえた対策につなげる。

 ◇   ◇   ◇

 市の今年4月1日現在の保留児童数は2842人。対策を講じてきた待機児童数は16人で、3年連続減少している一方、保留児は2016年に3千人を超えて以降、ほぼ横ばいの状況だ。

 市は現状を受け、対策を施してこなかった保留児童解消へ向け、こども青少年局や現場の区職員計10人から成るプロジェクトチームを結成。「保留児童対策タスクフォース」と名付け、12月8日から活動を開始した。

要因見極めへ

 チームは、保留児童の発生要因をデータ化した情報から分析し、必要な対策を検討する。市は、これまで特定の園のみを希望する理由など、生活環境を踏まえた分析はしていなかったとし、「一歩踏み込み詳細のニーズを把握したい」とする。

 分析のための情報は、入所利用の際に提出される申請書から抽出。一部はデータ化しているが、最寄り駅までの時間や移動手段など、紙ベースでしか残っていない情報もあるとし、一元的にデータ化することで発生要因などを見極める。

 今年度は、保留児のうち実際には保育を必要としていない育休延長目的を除く1718人分からサンプルをしぼり、利用決定者と保留児の比較、分析に必要なデータ項目の精査などを行う。

余計な施設作らず

 一方、コロナ禍などを背景に、今年4月時点で認可保育所などの半数以上で「定員割れ」が発生している状況もあり、人口減、少子化の流れから無駄のないサービスの提供が求められる。

 これについて市は、「既存施設と保留児童のギャップを分析し、余計な施設は作らないようにしたい」とコメント。これまで進めてきた新設園整備を鈍化させる考えを示し、状況によっては既存園の定員枠増など柔軟に対応するとしている。

旭区・瀬谷区版のローカルニュース最新6

横山剣さんら出演 年に一度の横浜感謝祭「ハマフェスY165」が5月25、26日に

空手組手で日本一

金子右京さん(本宿町)

空手組手で日本一

小さい頃からの目標達成

5月2日

5月からシニア大学

5月からシニア大学

旭区老連の自主講座も

5月2日

チュニジアの児童と交流

本宿中学校

チュニジアの児童と交流

壁画作成 大使館で披露

5月2日

子育て手続スマホから

子育て手続スマホから

市、6月末にアプリ

5月2日

横浜・大佛次郎記念館で仏画家 ポール・ルヌアール没後100年企画展

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月2日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

旭区・瀬谷区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook