スタントマンによる交通事故の再現を見て交通ルールやマナーを再確認する「スケアードストレイト方式交通安全教室」が12月15日、椚谷(くぬぎやと)公園グラウンド=川島町=で行われた。対象者は地域の高齢者で、区地域振興課主催。
スケアードストレイト方式は目の前でスタントマンの交通事故再現を疑似体験することで、事故の衝撃や恐怖を実感し危険な行為を防止する狙いがある。旭区では自転車事故が多く発生していることから、自転車に乗る前の安全確認ポイントや正しい乗り方を学んだ。
また、加齢による運動機能低下が引き起こす事故なども再現されたほか、70歳以上が自転車に乗る際は歩道通行可能であることが伝えられた。事故の再現を見た来場者は「うわー」と恐怖をにじませ、「思った以上に迫力があった」と語った。
区地域振興課の中村一己課長は「交通ルールを実演を兼ねてリアルに学ぶことができる場。覚えたことを身内の方などに伝えてほしい」と同教室の冒頭であいさつ。(一財)旭交通安全協会の小磯守会長は「旭区は自転車やバイクなどの二輪車事故が多い。日頃から十分周囲に注意を払ってほしい」と呼び掛けた。
神奈川県は15日時点で交通事故による死者数が全国ワースト。旭区は横浜市内の中で交通事故が多く、10月には高齢者の死亡事故が発生した。
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