横浜市は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻で犠牲になった人々への哀悼と平和への祈りを捧げる献花台と募金箱を横浜市役所1階に設置した。募金箱は市内18の区役所にも置かれている。
市は、ウクライナ南部の港湾都市オデーサ市と姉妹都市として、これまで医療やスポーツなど幅広い分野で交流。東日本大震災の際には、オデーサ市民から被災地支援のための義援金を受け取るなどしており、今度は横浜がウクライナの力になろうと、献花台と募金箱の設置が決まった。
3月10日、山中竹春市長らが献花台を訪れ、ウクライナ国旗の色でもある青と黄色の花を献花。山中市長は「ウクライナとオデーサ市は、横浜市の大切な友人。ウクライナが困っている。 ぜひ募金を」と話した。
SNSなどで情報を知ったウクライナ人らも駆け付け、感謝の言葉とともに母国の平和を祈った。キーウ市出身で南区在住のシャラポフ・オレクサンドルさんは「物資の調達が難しいと聞いている。日本の皆さんに感謝し、平和なウクライナを取り戻したい」と声を詰まらせながら訴えた。
募金箱は4月11日まで設置される。問い合わせは市国際局【電話】045・671・4393。
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