柏町在住の三竹美恵子さん(76歳)は、デニムパンツや着物などの古着を使ったキルトや人形などをミシンや手縫いで作り続けている。縫い糸から端切れまで余すことなく活用しているといい、その数は2000点以上にもおよぶ。
母や祖母の影響で、子どもの時から手芸が好きだという三竹さん。60歳の時に、古着を使用したキルトや人形づくりを思いついた。デニムパンツの縫い糸をほどき、部分ごとに分解。各パーツと縫い糸を再利用し、作品を作ってきた。他にも友人から譲りうけた着物などを活用し、つるし雛やデニムパッチワークにも着手。端切れは人形の綿に使うなど、無駄なく使うことをモットーに取り組んでいる。
「家事よりも手芸に没頭するものだから、あっという間に増えてしまって」とにっこり。自宅にはこれまでの作品がずらりと並んでいる。「古着をもらうとアイデアが止まらなくなってひたすら作り続けちゃうの」とお茶目に笑う。
これまで2011年と13年に、旭区民文化センター・サンハートで作品展を開いてきた。20年に3回目の開催を予定していたが、新型コロナの影響で断念。収束後に開く考えで、「新しい布でなくても、今あるものがこんなに役に立つことを皆さんに伝えていけたら」と情熱を燃やす。
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