県内の介護従事者らに贈られる神奈川県介護賞の受賞者が決定し10月20日、県立音楽堂(西区)で贈呈式が行われた。同賞は県内の老人保健施設などで長年にわたり介護業務に携わり、顕著な功績を残した人に贈られる。
19回目の今年は、区内富岡東にある特別養護老人ホーム「富岡はまかぜ」の介護職員・木村早苗さん(61/磯子区在住)ら男女9人が選ばれた。
木村さんは介護職に携わって22年目。「自分が特別なことをしたとは思っていないが、とても光栄なこと」と受賞の喜びを語る。幼い頃から病気がちの祖母と一緒に暮らした経験から、家の中で何かあったときに、安心して世話ができる技術があるといいと思い、この仕事に就いたという。
「感謝を求めているわけではないが、”ありがとう”と言われるとやっぱりやっていてよかったと思う」と介護職の魅力をにこやかに話す。姑や叔父を看病する時も、仕事で培ってきたことが役に立ったとか。不規則な勤務時間やハードな仕事内容にも「辞めたいと思ったことは一度もない」ときっぱり。「この仕事は、出来る限り、続けていきたい」と瞳を輝かせた。
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