金沢区・磯子区版 掲載号:2012年6月21日号
  • googleplus
  • LINE

「赤ひげ先生」しのんで 太寧寺で253年忌祭

文化

山本住職による読経の中、墓に手を合わせる小川さん(右)
山本住職による読経の中、墓に手を合わせる小川さん(右)

 片吹の太寧寺(山本浄月住職)で6月14日、「あかひげ253年忌祭」が行われた。当日は、関係者ら20人以上が訪れた。

 赤ひげこと小川笙船(しょうせん)(1672〜1760)は、江戸時代の医師。身寄りのない病人の救済のために小石川養生所の設立を提案し、自ら初代肝煎(世話役)に就任した。「医は仁術」を実践した名医と伝えられ、山本周五郎の小説「赤ひげ診療譚」のモデルとなった。晩年は風光明媚な金沢の地を気に入り、居を構えたという。当時は瀬ケ崎にあった太寧寺とのかかわりが深く、江戸で没した後、遺言によって寺に分骨墓が築かれた。戦時中に寺が移転した際に墓は逸失したものの、10年ほど前にその一部が見つかり、再建された。

 当日は、山本住職により法要が営まれた後、参加者が境内にある分骨墓を参拝。金沢ゆかりの「赤ひげ」に思いをはせた。

 年忌祭の施主で、笙船の子孫にあたる小川明さん(72)=東京都台東区=は、「赤ひげは金沢を愛した人。ゆかりのある地元の皆さんにも、赤ひげをもっと知ってもらえれば」と話した。

特製まんじゅうも

 この日に合わせて、健康野菜「ヤーコン」を使った「赤ひげ養生饅頭」も配られた。これは、地元和菓子店の横浜紅谷(富岡東)が製造した。ヤーコンは、南米原産の根菜。オリゴ糖や食物繊維が豊富で生活習慣病の改善に効果があるとされ、「養生」にはもってこいの野菜だ。同店の鈴木道弘代表は、「数年前に発売した商品をベースに作った。いずれ店舗でも販売できれば」と話している。
 

金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6件

金沢区・磯子区版の関連リンク

あっとほーむデスク

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

パラ五輪通し共生社会を

3月19日

パラ五輪通し共生社会を

田口さんが人権講演会

3月19日~3月19日

金沢区・磯子区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

  • 果物の頭はどこ?

    金子さんの草花の不思議発見第9回 リンゴとミカン

    果物の頭はどこ?

    文・日本自然保護協会自然観察指導員 金子昇(金沢区富岡西在住)

    2月15日号

  • 物語でめぐるわが街

    著・徳冨蘆花(「自然と人生」岩波文庫)

    物語でめぐるわが街

    文・協力/金沢図書館『沙濱の潮干』

    2月8日号

  • 富岡に残る戦跡

    金沢区制70周年記念連載 「地元の歴史 振り返る」第21回

    富岡に残る戦跡

    文/NPO法人横濱金澤シティガイド協会本コラムでは2018年5月に金沢区が区制70周年を迎えるにあたり、シティガイド協会の協力を得て、地元の歴史を振り返る

    2月8日号

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2018年2月15日号

政治の村で詳細情報発信中

お問い合わせ

外部リンク