熱中症の予防を 区内救急搬送は11件
厳しい暑さが続いた7月。31日には全国927の観測地点のうち170地点で、35℃を超える猛暑日を記録した。これは今夏最多(8月5日現在)。最も暑い夏といわれた2010年7月の最多記録152地点を超えた。
一方、金沢消防署によると区内の熱中症による救急搬送の件数は11件(5月から7月)で「例年より少なめ」。しかしすでに室内での熱中症も発生しており、消防署では予防の呼びかけを行っている。
熱中症は高温の中で作業や運動をすることで、体内の水分や塩分などのバランスが崩れ、体温上昇やめまい、体のだるさなどを引き起こす。意識を失うこともある。特に高齢者は汗をかきにくく、暑さを感じない人も多いため熱中症になりやすい。こまめな水分補給はもちろんのこと、室内での熱中症を防ぐためにエアコンや扇風機を活用し、室温28度を超えない工夫が必要だ。
消防署は「自分で水が飲めない」「脱力感や倦怠感で動けない」「意識がはっきりしない」「全身のけいれんがある」などの症状を発見した場合、ためらわずに救急車を呼ぶよう注意を呼びかけている。
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