校歌に込めた思い 作詞の今井元教諭
「生涯最良の日。教師冥利につきる」と50周年の式典を語るのは、校歌を作詞した今井恒男さん(83)。作詞のきっかけは開校した年の修学旅行だった。バスガイドから「校歌を歌って」と言われたものの、西柴中学校に、まだ校歌はなかった。「仕方なく本校の金沢中学の校歌を歌ったけど、校歌が必要だねという話になって」。そこで、国語の教諭だった今井さんに白羽の矢が立ったという。
歌詞には明るい未来を連想させる言葉が並ぶ。「陳腐かもしれないけど、『希望』『夢』という言葉は入れたかった」と今井さん。どんな時代でも、希望をもって生き抜いてほしい―そんな願いを込めた。
作曲家の故・小船幸次郎さんが詞に曲をつけ、校歌が完成したのは10月ごろ。「1期生の卒業式に間に合ってほっとした。いい思い出です」とにっこり。卒業生とは、今でも交流があるという。「西柴は私にとって最高の学校。校歌が連綿と歌い継がれて本当に嬉しい」と話した。
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