関東小学生バレーボール大会が11月24・25日、川崎市のとどろきアリーナで行われ、県予選を1位で突破した並木四小ジュニアが準優勝した。同チームが関東大会で入賞するのは、1987年の創部以来初めて。
「頑張った子どもたちに感謝。盆と正月が一緒に来たようです」―。山口真一総監督は、こう喜びを表現した。レギュラーメンバーは6年生6人のみで選手層は薄く、練習は週3回と他チームより少ない同チーム。ハンディのある中、選手の努力と周囲のサポートで「奇跡の快進撃」を遂げた。
「恐怖症」を克服
小学生バレーは、2セット先取で勝敗を決める。これまで並木四小は、1対1で迎えたフルセット(最終セット)で涙をのんできた。8月に初出場した全日本バレーボール小学生大会でも、敗戦を喫した2試合はフルセット負け。長尾浩二コーチ(41)は、「序盤で1セットを取って、気が緩んで逆転負けをすることが多かった。選手たちは『フルセット恐怖症』になっていました」と振り返る。
その後、選手たちはこの関東大会を照準に精神面を強化。練習で常に課題を意識することで、プレーの精度を上げた。
迎えた県予選決勝では、銀河SCシリウス(川崎市)にフルセットで勝利し優勝。「恐怖症」をみごと克服し、関東へ駒を進めた。
関東大会では、1日目の予選を危なげなく突破し、2日目の決勝トーナメントへ。「あわてずに、のびのびプレーできた」と山口総監督も称える試合運びで、武蔵ラビット(東京都3位)、ミラクルFVC(同1位)を撃破。千葉中央JCとの決勝では敗れたものの、初の準優勝に輝いた。金子真奈美主将(6年)は、「チームが団結できた。決勝では負けたけど、ここまでこれて嬉しいです」と顔をほころばせた。
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