金沢区・磯子区版 掲載号:2012年12月13日号
  • googleplus
  • LINE

富岡東中佐藤さん 人権作文で県最優秀 「絆」の大切さ説く

教育

受賞作品「半分の糸を一本に」を手にする佐藤さん
受賞作品「半分の糸を一本に」を手にする佐藤さん

 第32回全国中学生人権作文コンテスト横浜市大会の優秀作品がこのほど決まり、12月1日に西区で表彰式が行われた。このうち、富岡東中学校2年の佐藤菜乃花(なのか)さんの作品が最優秀賞(横浜市長賞)に選ばれた。その後進んだ神奈川県大会では最優秀賞、さらに全国大会でも奨励賞に輝いた。

 このコンテストは、中学生に人権尊重の重要性への理解を深めてもらおうと、法務省が主催しているもの。市大会に5万5824編、県大会には7万3853編の応募があった。佐藤さんは、「半分の糸を一本に」と題した作品で受賞。2011年の「今年の漢字」となった「絆」をキーワードに、原稿用紙4枚にまとめあげた。

 題材となっているのは、福島県に住む親せきの子「タカちゃん」。東日本大震災が起きた昨年3月11日に生まれた。出産後まもなく地震が発生。水も電気も絶たれ、食料の供給もままならない中、近所の人や友人ら、周囲の助けで小さな命は守られた。佐藤さんはこの体験から、一人ひとりが持つ「半分の糸」をつなげることが「絆」だとし、他人を思いやる気持ちが人権尊重につながることを説いた。

実体験 素直に表現

 佐藤さんは、「(夏休みの)応募から時間が経っていたので、受賞を聞いたときはびっくりしました」と笑顔。また、1年半が経ち、被災地が忘れられようとしている現状に危機感を抱いていることを明かし、「これをきっかけにみんなに被災地のことを伝えていきたいです」と語った。

 母・あゆみさん(45)は「夏休みに福島に行き、タカちゃんの体験を直接聞いた。そのことが心に深く残っていたんだと思います」と受賞を喜んだ。国語科担当の山岸和美教諭(51)も、「実体験に基づいた説得力ある内容」と評価した。

 読書が好きで、小説などジャンルを問わず様々な本にふだんから親しんでいるという佐藤さん。文章を書くことは以前から得意だったそう。将来の夢を問うと、はにかみながら「女優です」と答え、「いろんな人に自分の気持ちを伝えられるようになりたい」と目を輝かせた。
 

金沢区・磯子区版のトップニュース最新6件

磯子区2校から部活大賞

金沢消防署・水野さん準Ⅴ

ベンチプレス全日本選手権

金沢消防署・水野さん準Ⅴ

2月15日号

「住み続けたい」「愛着」7割超

磯子区民意識調査

「住み続けたい」「愛着」7割超

2月8日号

富岡・能見台で見守り試験

京急電鉄富士通

富岡・能見台で見守り試験

2月8日号

「根岸に新たなにぎわいを」

若者支援団体K2グループ

「根岸に新たなにぎわいを」

2月1日号

金沢高・谷澤選手が快走

都道府県対抗駅伝

金沢高・谷澤選手が快走

2月1日号

金沢区・磯子区版の関連リンク

あっとほーむデスク

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

パラ五輪通し共生社会を

3月19日

パラ五輪通し共生社会を

田口さんが人権講演会

3月19日~3月19日

金沢区・磯子区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

  • 果物の頭はどこ?

    金子さんの草花の不思議発見第9回 リンゴとミカン

    果物の頭はどこ?

    文・日本自然保護協会自然観察指導員 金子昇(金沢区富岡西在住)

    2月15日号

  • 物語でめぐるわが街

    著・徳冨蘆花(「自然と人生」岩波文庫)

    物語でめぐるわが街

    文・協力/金沢図書館『沙濱の潮干』

    2月8日号

  • 富岡に残る戦跡

    金沢区制70周年記念連載 「地元の歴史 振り返る」第21回

    富岡に残る戦跡

    文/NPO法人横濱金澤シティガイド協会本コラムでは2018年5月に金沢区が区制70周年を迎えるにあたり、シティガイド協会の協力を得て、地元の歴史を振り返る

    2月8日号

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2018年2月15日号

政治の村で詳細情報発信中

お問い合わせ

外部リンク