横浜創学館岩瀬さん 入魂の書「混迷」に評価 県総文祭で受賞
用紙いっぱいに力強く書かれた「混迷」の文字。横浜創学館高校2年の岩瀬七海さんによるものだ。この作品は神奈川県高等学校総合文化祭、書道部門の高文連会長賞を受賞。1月19日の閉会式で表彰された。
書道部に所属する傍ら、クラシックバレエなどの習い事にも忙しい岩瀬さん。今回はスケジュールの合間をぬって作品と向き合ってきた。「あまり枚数が書けず頑張りが足りないと感じていた。嬉しい反面、戸惑いもあります」と受賞について謙虚に話す。
「混迷」の持つ意味を表すようににじんだ文字。横70cm、縦136cmの全紙、初めての挑戦に「わくわくしていた」という。扱いにくい重い筆や、力をいれるほど破れやすい半紙に苦戦し、「最後の一画で破れた時は悔しかった」と振り返る。一枚書けば肩で息をするほど体力が必要だったが、徐々に大胆に筆を動かせるようになった。「混の最初の一画で、左から右下に墨をきれいにはねさせるのは難しい技術」と顧問の竹中浩一教諭は話す。「一点入魂」で書きあげた。
小学校高学年から習い始めた書道。「行書や楷書など種類が多く、1つ1つの書体を覚えていくのが楽しい」と魅力を語る。今後は「もっと大きい作品に挑戦したい」と意欲を見せた。
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