神奈川県が1月末に発表した2012年の県人口統計調査報告によると、金沢区の人口は前年比1819人減の20万5976人(今年1月1日現在)で、2年連続で県内2番目の減少数となった。減少率は0・88%で9番目。
この統計は、1年間の人口増減を調査するもので、県が毎年結果を公表している。県全体では、1万2276人(0・14%)増の907万2533人となった。
今回の結果は、区内人口がピークを迎えた06年以降、減少数・減少率ともに最大。2020年に20万5637人とする市推計を大幅に上回るペースで、急速に区内人口が減っている実態が浮き彫りになった。
仮に今回の減少率で人口が減り続けると、区内人口は4年後(17年)に20万人を割り、10年後(23年)には18万8550人となる。
転出超過が顕著に
人口増減の要素には、出生と死亡の差「自然増減」と、転出と転入の差「社会増減」がある。金沢区で顕著なのは、転出超過による社会減少で、その数は1577人と県下最大。率にすると0・76%で、県内4番目となった。
区内では中心市街地の空洞化や集合住宅の移転・廃止などがみられ、これが転出超過を招いている可能性がある。
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