環境活動賞、大賞に八景島 ワカメの種付けも評価
一気に引き揚げる
横浜・八景島シーパラダイスで２月28日、金沢小学校４年の生徒約90人がワカメの収穫体験を行った。昨年12月に種付けした時５cmほどだったワカメの苗は、約２ｍに成長。ワカメが植え付けられたロープを全員で海中から引き揚げた。「私達より大きくなっていてびっくりした」と平井美彩妃さん。収穫したワカメは当日の給食に出された。
これは同施設を運営する横浜八景島が横浜市と進める、海洋生物のＣＯ２吸収に着目した「ブルーカーボン」事業の一つ。こうした環境への取り組みが認められ、第20回横浜環境活動賞・企業の部で大賞を受賞した。
市は１９９３年度から、地域で環境保全・再生・創造に積極的に取り組む団体などを表彰している。このほか、同社が昨年８月に東京海洋大学と始めた「電力の見える化」や、海水温を利用したヒートポンプの導入、野生生物の保護など環境への取り組みが評価された。３月３日に行われた表彰式で布留川信行社長はブルーカーボン事業に触れ、「多くの方の力添えで受賞できた。光栄に思います」と挨拶した。
３月８日（金）には、自然の海を生かした新施設「うみファーム」をオープンさせる同社。環境改善へ力をいれていく予定だ。
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