金沢消防署はこのほど、火災被害拡大を食い止めたとして2つの案件で区民8人に感謝状を贈呈した。
1件目は、昨年11月25日午後4時ごろに発生した洲崎町での火災。乙舳町の主婦・原田由美さんと娘の成美さん、寺前の高校生・藤岡昇平さんが表彰された。
3人は、偶然現場を通りかかり火災を発見。家屋に取り残されていた高齢の女性を救出した。火災はその後、消防隊によって消し止められた。
続く2件目は、2月1日午前5時ごろに谷津町で発生した火災。大浦千鶴さん、渡辺清さん、妻の文子さん、鈴木崇弘さん、飯田雄三さん=いずれも谷津町=の5人が表彰された。
第一発見者は、新聞配達中だった大浦さん。建物の2階から煙が出ているのを見つけ、渡辺さん宅へ駆け込んだ。清さんは、火災に気づいて外に出てきた鈴木さんと現場へ。その間に文子さんが119番通報した。現場に到着した2人は、鍋で汲んだ水で消火を試みた。そして、文子さんの連絡で駆けつけた飯田さんと、町内会で備え付けた消火箱からホースを取り出し放水。延焼を食い止めた。
渡辺清さんは、「私一人ではとても消せなかった。たまたま条件が良かったので、うまく連携できました」と話していた。
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