金沢区はこのほど、2013年度の区政運営方針を発表した。
基本目標は、昨年に引き続き「地域の皆さまと共に考える、挑戦する、つくる!―誰もが訪れたくなる、住みたくなるまち・金沢を目指して」。内容は、昨年度の運営方針と同じか、類似する部分も少なくない。一方で、目標達成に向けて地域の「つながり」強化を強調。「地域の主体的な課題解決」に向けて支援を行う姿勢を打ち出した。
施策の柱は4つ。1つめの「過去も未来も出発”振興”!―歴史・観光・産業・大学で魅せるまち」は、魅力ある地域づくりを目指すもの。称名寺や金沢文庫などを活用した誘客促進や、中小企業活性化を図る産学連携などを据えた。
2つめは、「子育て応援!あふれる”ホッと”がここにある」。インターネットによる子育て情報サービス「かなざわ・こそだて.net」開始などを軸とした。
3つめの「地域の皆さまと共にスクラム組んで、地域活性化にトライ!」は、地域のつながり構築を促進。空き家・空き店舗を地域の「茶の間」として活用する事業などが挙がった。
最後は「防災・防犯力向上!―育てよう人材、つくろう共助」。地域防災の運営を担う指導員の養成や、災害応急活動への協力事業所登録制度の創設などが盛り込まれた。
これに「区民サービス向上」を加えて、各施策が進められる。
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