横浜市はこのほど、２０１３年４月１日現在の保育所待機児童数が０人（昨年比１７９人減）になったと発表した。
昨年５人だった待機児童が０人となった金沢区。区内では今春、認可保育所が７カ所新設され計36カ所になった。定員は４７３人増え、入所児童数も１２９人増加した。
一方で、待機児童数には算入されない「入所保留児童」は依然として市内で１７４６人いる。保留児童は、希望通りの保育所に入所できない子ども。保育所申込者のうち、【1】認可外の「横浜保育室」などに入所している【2】親が育児休暇取得中【3】親がおもに自宅で求職活動をしている【4】１つの保育園にのみ申し込みをしている―のいずれかに該当する児童を指す。金沢区内では昨年の１０２人から大幅に減少したものの、17人が入所できないでいる。
金沢区こども家庭支援課は、「区では、保留児童も含めて減らそうと努力してきた」と成果を強調。そのうえで、「保護者のニーズに合わせて、今後も対策を進めていく」と話した。
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