関東六浦鉄道研究会 全国舞台に「レール」走らす 鉄道模型コンテストに出展
関東学院六浦中学校・高等学校の鉄道研究会は8月23日(金)、24日(土)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で行われる「第5回全国高等学校鉄道模型コンテスト」に出展する。
同校有志で参加した第1回は、長さ90cmほどの模型を作る「モジュール部門」で最優秀賞に。その活躍を見た主催者が後押ししてクラブに昇格した、原点となるコンテストだ。
今年はモジュール部門に加え、たたみ1畳ほどのサイズにレールを走らせる「1畳レイアウト部門」に出展が決まっている。テーマは「伊豆急行線」。「海や山がありきれいな風景なので選んだ。勾配のあるレールやトンネルが多いのが特徴的」と畦田(うねた)在優(ありまさ)くん(中2)は話す。3月中旬にはメンバーで現地取材を済ませ、4月から設計を開始。発泡スチロールや石膏で土台を作り、伊豆高原や海水浴客、河津桜の並木道など「物語」を吹き込んでいくという。実在の場所にいかに近づけるかが評価される。
「電車の話をしながら作るのが楽しい。でも皆が集まると京急が良い、いや、JRだ、国鉄だと言い合いになる」と永島義英(よしてる)部長(高2)。そんな個性の強いメンバーも今年の夏合宿の行き先だけは、東北地方に意見を一致させた。「(東日本大震災後の)ローカル線の復旧の様子や、地元の人にどう役立っているか調べたい」。鉄道を軸に活動を広げる。
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