全国各地の地方議会・議員、首長や市民の活動を表彰する第8回マニフェスト大賞の授賞式典が11月1日、六本木ヒルズ(東京都)で行われた。過去最高の1537団体2108件の応募の中から、マニフェスト賞、政策提言賞など7部門で最優秀賞を決定。さらにその中から3団体が大賞に選ばれた。第7・8回と実行委員長を務めた区内選出の横浜市会議員、黒川勝氏に同賞について聞いた。
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――マニフェスト大賞の趣旨とは。
黒川――簡単に言えば、地方議会から日本を変えていく運動。とかく、不祥事ばかりが取り上げられがちな地方議会ですが、新しいことにチャレンジしている人たちはたくさんいる。そんな人々の活動を表彰することで、政策提言意欲のさらなる向上を図るとともに、全国各地の取り組みを情報発信し、「善政競争」を活性化することが目的です。超党派から成る運営実行委員約70人に加え、ローカルマニフェスト推進議員連盟の議員ら約600人で全国の先進的な試みや政策を日々、探しています。
――今年は授賞式の前日に優秀賞の事例発表会を開催しました。
黒川――全国から地方議会、地方議員、市民団体の方々が25団体も集まり、200人近い参加者の前で、それぞれが先進的な取り組みを発表してくださいました。会場全体で取り組みや政策を共有することで、「自分だったら何が出来るか」を考え日ごろの活動に生かすきっかけになればと考えます。また続いて行われた懇親を兼ねた意見交換会では、政党を超えた横のつながりも生まれました。
――同賞の「情報発信メディア」としての可能性をお聞かせください。
黒川――マニフェスト大賞には多くの先進的な事例が全国から集まります。これをホームページや事例をまとめた冊子、新聞や雑誌などのメディアで紹介することによって、その事例が全国に広がっていく――そんな仕組みが機能すれば、ひとつのメディアと言えると思います。政策に著作権はありません。ひとつの地域で始められた新しい試みが、マニフェスト大賞を通じて全国に知られ、他地域の特性に応じて活用されていけば、地方から日本を変えることが実現できると信じています。
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