金沢区総合庁舎の建て替え工事がいよいよ今年度末から開始する予定だ。工事開始に伴い、1月5日(日)から第1駐車場、6日(月)から区役所隣の泥亀公園が閉鎖される。
新総合庁舎はコンクリート充填鋼管造の地上8階建てで、延床面積は1万5140平方メートル。1月初旬に第1工区建設工事の再入札を実施する。順調にいけば仮契約、市議会の承認を経て、3月中には着工する予定だ。
これに伴い、泥亀公園横の第1駐車場は、5日午後10時から閉鎖となる。第2駐車場は引き続き利用できるが、満車の場合は近隣の指定駐車場(タイムズ京急サニーマート第1・第2、タイムズ八景京急ビル)も利用可能。利用者は区役所窓口で駐車券を提示すると、割引券(60分単位)が配布される。また、泥亀公園は新区庁舎の建設予定地になるため、6日から閉鎖し解体工事を実施。公園の通り抜けはできないが、国道側から区役所の中庭につながるスロープが整備される。
新総合庁舎への移転は2016年2月ごろを予定。なお、金沢公会堂は16年度末から閉鎖し、解体を経て18年度から着工する計画だ。
「和」の趣と「緑」を活用
新庁舎の設計コンセプトは「災害に強い」「バリアフリー」「環境」「区民交流」「地域性の創出」の5つ。歴史性や自然豊かな地域性を踏まえ、「和」の趣と「緑」を活用した庁舎となるよう検討を進めている。
免震構造はもちろん、津波や浸水時に区の災害対策本部としての機能を維持・継続できるよう、自家発電設備などの設備関係諸室を上階に設計。高齢者や障害者、妊婦らの意見を取り入れ、誰でも利用しやすいバリアフリー施設を目指す。環境面では、地下杭を利用した地中熱利用空調、自然通風を利用した換気、屋上緑化・壁面緑化、太陽光発電設備などの工夫が随所に施されている。
区民活動センターにはギャラリースペースも確保。また公会堂閉鎖期間の代用施設としても使える100席程度の多目的室(小ホール)も整備していくという。
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