金沢小 ”八景島ワカメ”を収穫 環境活動「広まれば」と願い
「ワカメ収穫するぞー」「おー」――掛け声と共に金沢小学校(坂本昌彦校長)の4年生72人が3月7日、横浜・八景島シーパラダイスでワカメを収穫した。これは横浜市が同施設と脱温暖化を目指す「ブルーカーボン事業」の一つ。ワカメは同校が昨年12月に植え付けた。植え付け前には飼育員がクラスに出向き、海草などの海洋生物が森林の働きのように二酸化炭素を吸収する「ブルーカーボン」の仕組みを分かりやすく説明。今年1月には成長途中のワカメを用いながら収穫の仕方などの授業をした。
当日はワカメが植え付けられたロープを、児童が力を合わせて引き揚げ。大きいもので2mを超すワカメがデッキに現れると、喜びの声があがった。「俺より小さい」「同じサイズかも」と背比べをする姿があちこちで見られた。
その後収穫したワカメを計測。およそ160kgだった。「ワカメの7%は吸収した二酸化炭素。今回は10kgちょっと吸収したことになります」と飼育員が説明すると、児童からは拍手がおこった。
森下幹太くんは「ワカメは美味しいし環境にも優しい。いろんな学校で取り組みが広がれば」と話した。ワカメは児童が自宅に持ち帰るほか、同校の給食で全校児童に振舞われた。
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