かつて横浜海軍航空隊が設置されていた富岡総合公園で4月13日、戦没者を偲ぶ浜空慰霊祭が行われた。元航空隊員や遺族23人が公園内の浜空神社跡に集い、祈りを捧げた。
同航空隊は1936年、海軍最大の飛行艇専門航空隊として生まれ、約1000人の隊員が所属した。「守護神」として基地内に置かれていた神社は、戦後有志により「浜空神社」として修復され全海軍飛行艇隊の殉職者約二千人を合祀した。1972年以降は毎年、慰霊祭が行われている。
同神社は老朽化と世話人の高齢化を理由に08年4月、追浜本町の雷神社内に移築。跡地には「鎮魂」と書かれた石碑が置かれている。慰霊祭世話人代表の加藤亀雄さん=人物風土記で紹介=は「神社は移転してしまったが、慰霊祭を通じて語り継ぐことが大切だと思います」と話した。
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