神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

横浜市 防犯灯LED化を推進 民間資金活用し費用捻出

公開:2014年6月5日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は6月から、市内の自治会や町内会が所有する防犯灯のLED化をより推進させるため、「ESCO事業」を導入する。民間資金を活用し、初期費用を複数年で分割して補い、省エネ化を実現する。市は15年3月までに、11万7千灯の改修を目指すとし、25%にとどまっている防犯灯LED化率を85%に押し上げるとしている。

 市内には電柱共架型の防犯灯が15万6千灯ある。市は09年度から順次LED化を進めてきたが、14年3月時点で3万9千灯しか改修が完了していない。LED化が進まない理由は、高額なコスト負担だ。工事費用は1灯につき約1万5千円。すべての電柱共架式防犯灯を交換すると約23億4千万円の費用がかかる。「一括で改修すると多額の予算を確保しなければならないため、複数年度に分けて徐々に交換するしかなかった」と市担当者は話す。

 そこで市は、民間資金を活用する「ESCO事業」の採用を決めた。この事業は、委託先に選ばれた民間業者が負担した省エネ化の工事費用を、改修で浮いた光熱費等で賄う仕組みで、初期費用を抑えて省エネ化できるメリットがある。市は蛍光灯からLEDへの交換で生じる電気代を含めた維持管理費の削減分が年間3億2千万円と試算。その費用を民間事業者が負担する工事費にあて、10年間で完済するとしている。

維持・管理費も軽減

 市はさらに地域負担を減らすことを目的に、故障時の修繕も請け負う。これで電球の交換や自動点滅器などの維持・管理のコストも軽減される。自治会町内会は防犯灯維持のために支払っていた1灯年間約2100円の負担がなくなり、市内2868団体(14年1月現在)で年間約2億5千万円の負担が解消される。

 港北区の新横浜町内会は2298世帯で防犯灯88灯を維持・管理している。蛍光灯防犯灯では電球切れや破損等の修繕費で年間約12万円の支出があった。「町内会費の納入額も減少傾向にあり、市が負担してくれるようになるのは助かる」と町内会の担当は話す。

 市は今後、自治会町内会が管理する鋼管ポールタイプの防犯灯2万7千灯のLED化も検討している。「コスト削減や、CO2削減で温暖化防止の効果が期待できる。市内全域で工事を進めるが安全面を第一に実施していきたい」と話した。

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6

国の重要文化財、神奈川県庁本庁舎が5月3日に5年ぶり一般公開

神奈川の食の魅力PR

神奈川の食の魅力PR

10月に展示会 出展者募集

4月26日

金沢と栄は50年後に半減

横浜市人口推計

金沢と栄は50年後に半減

市内南部で減少顕著

4月25日

磯子で楽しむGW

磯子で楽しむGW

人気スタンプラリーも

4月25日

称名寺でライトアップ

称名寺でライトアップ

4月27日から

4月25日

「蝶々夫人」の特別展

杉田劇場

「蝶々夫人」の特別展

4月25日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook