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金沢中鈴木さん なぎなた 全国の頂点に インハイ出場目指す

掲載号:2014年8月28日号

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「日本武道館の楯は憧れ」と笑顔
「日本武道館の楯は憧れ」と笑顔

 金沢中学校3年の鈴木媛女(ひめ)さんが8月10日、日本武道館で行われた「全日本少年少女武道錬成大会」のなぎなた・演技競技(中学生の部C)で最高位の優秀賞に輝いた。

 なぎなたは防具をつけて対戦する試合競技と演技競技の2種目。演技は二人一組で形などを演武する。姿勢や発声、握り方ひとつ乱れることが許されない競技で、ペアを組んだのは同学年の阿部渚さん(横須賀市)。小学4年で共に全国準優勝に輝いて以来、道場は違えど互いに励まし切磋琢磨してきた。「信頼関係ができている。一番良い演技ができる」と話す。額間近で切っ先を止める技も瞬きせず受けられるという。

 赤い帯をつけて臨んだ決勝。「一本一本、稽古で習ったことを自分に言い聞かせた」。審判5人中4人の赤旗があがるのを確認すると涙が溢れた。

1つずつ夢叶える

 「夢でした」――小学3年で横浜市と神奈川県を制してから全国制覇を目指してきた。「お参りに行くたびに絵馬に願って、勝ち守りばかり買って」と笑う。そのみずみずしい笑顔からは2mのなぎなたを操る姿は想像できない。母・美奈子さん(43)は「普段はほんわか。でも防具をつけると人が変わる」と話す。

 幼稚園の年長で始めたなぎなた。小学2年で出場した県大会・試合競技で「敗北」を味わい、一層打ち込むように。「決勝の相手は背丈も違う小6の男子。怪我を心配したくらいなのに、負けて大泣き」と美奈子さん。悔しさをバネに市、県と小学校卒業まで試合競技で負けることはなかった。

 現在は湘南学院高校(横須賀市)のなぎなた部と、横須賀市の稽古場を行き来し練習する。大会直前は稽古があると聞けば飛び込みで参加することも。「吐くまでやる」とけろりと言う。

永遠のライバルは姉

 試合競技では県下無敗の女王も「姉にだけは勝てない」と話す。3つ年上の姉・結女(ゆめ)さんが先に演技競技で市、県制覇を収めて以来、背中を追いかけてきた。「しなやかできれい。口には出さないけど憧れだった」。そのせいか演技競技に苦手意識を持ち、もともと素質のあった試合競技で才能を発揮するように。だが、中学生最後のチャンスでその苦手だった演技競技で全国の頂点に立った。普段は厳しい結女さんからもらった「上手くなったね」の一言が嬉しかった。次の目標はインターハイ。「憧れの湘南学院高校で垂れ幕を飾ってもらうのが夢」。一つ一つ夢を叶えていく。

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