食品製造・販売を行う江戸清(幸浦)は、市内中学校の職業体験受け入れや、出前授業を積極的に行っている。
職業体験では、食品が作られる工程を学ぶ。管理本部長の星野幸雄さんは「普段口にする食べ物の作られ方を想像することはほとんどない。実際に現場を体験することで、食品製造という仕事を知ってほしい」と話す。
衛生面でも伝えることは多い。粘着式のローラー、エアシャワー、手洗い、爪の長さや健康チェック…多くのチェックポイントを通って初めて工場に入ることが許される。伝えたいのは「ものづくりは正直に、丁寧にしなければいけない」ということだ。
中学や高校への出前授業では、工場のスタッフがシューマイの作り方を伝授=写真=。料理の楽しさを教えるのはもちろん、エプロン着用の徹底や調理後の片づけの大切さを伝えている。 また社会貢献活動として、形は崩れてしまったが品質に問題のない商品を、福祉団体に提供している。バザーでの販売を通じて、売り上げを活動資金にしてもらう試みだ。
「地域の人に生かされながら創業120年を迎えた。今後も社会とのつながりを大事にしていきたい」と星野さんは話した。
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