文部科学省が10月28日に発表した「公立学校施設における津波対策状況調査」で、横浜市内の29校が、津波による浸水の可能性があるとわかった。このうち金沢区は9校で、市内最多だった。
区内の全対象校はすでに、津波が起こった場合の避難場所を学校内外で想定。学校内の場合は2階以上とし、階数は海抜や立地によって、それぞれ決定している。
また9校中5校は、津波の規模や到達時間によって、学校内ではなく近隣の高台へ避難する。避難場所を3カ所想定している金沢小学校の佐藤幸正副校長は「東日本大震災の際も、想定外の規模の津波があった。防災マップを参照しながら、避難場所をさらに詰めたい」と話した。
区は震災があった際、一時期に避難生活を送る「地域防災拠点」として26の小中学校を定めている。このうち津波による浸水の可能性があるのは、金沢小、文庫小、六浦中、八景小、並木第一小の5校だ。
地震などで津波の可能性がある場合、金沢小と文庫小は金沢高校が、六浦中は釜利谷中学校が「津波代替拠点」となる。
代替拠点の指定がない八景小と並木第一小は、3階以上を地域に開放する。
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