金沢区シニアクラブ連合会(小林貞夫会長)が12月4日、福島県会津若松市を訪問する研修会を実施した。参加したクラブ長ら40人は、同市に拠点を置く「大熊町老人クラブ連合会」の半杭和明会長(81)、廣島幸雄副会長(75)と面会。東日本大震災や原発事故の体験と、クラブを継続させてきた経緯を聞いた。
大熊町は、全域が福島第一原子力発電所から半径20Km圏内にあり「警戒区域」に指定されていた。原発事故後町民は県内外に避難し現在も多くの人が仮設住宅での生活を続けている。
「大熊町老人クラブ連合会」は、原発事故でメンバーが全国各地に住むことになった後も、連絡を取り合い、組織としての運営を続けてきた。会議やグラウンドゴルフなどの行事を実施し、また震災から今日までの活動は、映像や文章で事細かに記録してきたという。
小林会長は「社会の繫がりが少ない高齢者にとってシニアクラブの意義は大きく、大熊町老人クラブの方もそれを感じて活動されてきたのだと思う。様々な制約の中でも活動を続ける姿勢に、学ぶことが多かった」と話した。
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