神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

〈地方選〉低迷する投票率【1】 ”関心希薄”な地方政治 この連載では、投票率の低迷する地方選挙について全3回で取り上げます。

公開:2015年3月12日

  • LINE
  • hatena

 4月12日に投開票を控える統一地方選挙。横浜市では県知事選挙、県議会議員選挙、市議会議員選挙が同時に行われる。市内における直近の選挙では、衆議院議員選挙(2014年)が54・06%、参議院議員選挙(10年)が56・65%という投票率なのに対し、地方選挙は、市議会議員選挙(11年)が46・73%、市長選挙(13年)が29・05%といずれも低迷している。

 横浜市選挙管理委員会事務局の担当者は、国政選挙と地方選挙の投票率の差について、「国政選挙はメディアなどでも取り上げられる機会が多く、社会全体の『選挙ムード』が高まるという影響もある」と話す。

 また4年前に行われた前回の市議会議員選挙の投票率を年代別に見ると、49歳以下の投票率が全体を引き下げており、20代は30%未満にとどまる。市選管の調査によると、投票に行かない理由は「どの候補者がよいかわからなかった」(30・2%)、「あまり関心がなかった」(15・1%)といったものが上位を占め、「地域社会との関わりの度合いが投票率に反映されているとも考えられる。地域に関心が向くことで、身近な地域の政治に対する関心も高まるのでは」(同担当者)という。

 投票率の底上げを図るため、市選管は「次世代の有権者」への啓発も重視している。冊子を作り、成人式の案内に同封して新成人に選挙への関心を呼びかけているほか、5年後に成人を迎える市内の中学3年生にも冊子を配布するなどして選挙の重要性を訴えている。

 市民にとって、最も身近な選挙であるはずの地方選挙。子どもの医療費に関する条例の改正など、地方議会の動向は地域生活に直接影響を及ぼすものだ。だが市選管の担当者は、「どうしたら1人ひとりの意識を高められるのかというのは大きな課題。本来は、地方選挙こそ関心を高めなければならないはずだが」と悩みを口にした。

(続く)

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6

国の重要文化財、神奈川県庁本庁舎が5月3日に5年ぶり一般公開

神奈川の食の魅力PR

神奈川の食の魅力PR

10月に展示会 出展者募集

4月26日

金沢と栄は50年後に半減

横浜市人口推計

金沢と栄は50年後に半減

市内南部で減少顕著

4月25日

磯子で楽しむGW

磯子で楽しむGW

人気スタンプラリーも

4月25日

称名寺でライトアップ

称名寺でライトアップ

4月27日から

4月25日

「蝶々夫人」の特別展

杉田劇場

「蝶々夫人」の特別展

4月25日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook