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大川公園 近隣園児が改修に協力 施工業者とのふれあいも

社会

公開:2015年4月2日

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描いた看板の前で記念撮影
描いた看板の前で記念撮影

 昨年11月から行われていた大川公園(釜利谷東)の改修工事がこのほど完了し、3月24日、オープニングセレモニーが開かれた。遊具選びや看板づくりには、同公園愛護会に登録している釜利谷保育園(長門久美子園長)の園児が参加した。

 セレモニーには同保育園の園児・職員をはじめ、金沢土木事務所、施工した横浜植木の職員ら約100人が参加した。

 園児が描いた看板が披露されたほか、土木事務所職員が、新しく設けられた鉄棒やブランコ汽車を模した滑り台、フルーツの形の椅子などを紹介。園児は声を合わせて、土木事務所や横浜植木の職員に「ありがとう」と伝えていた。

園児が遊具選び

 同公園は1974年に作られた。遊具が老朽化しており、改修が必要だった。そこで土木事務所は昨年7月、釜利谷保育園の園児とともに公園をつくる「みんなでつくろう大川公園プロジェクト」を立ち上げた。

 遊具は区土木事務所の職員が保育園に赴き園児らとともに選んだ。職員がスクリーンに遊具の写真を映して解説すると、園児は「大はしゃぎ」で欲しい遊具を選んでいたという。

 また園児は、改修中に掲げる「ただいま工事中」のボードや、公園の看板を描いた。ペンキを使い、間違えないよう緊張しながら描いていたという。同園の長門久美子園長は「楽しい看板になるように話し合いながら作った」と振り返る。

 施工した横浜植木の月野英樹さんは「工事をしていると、園児から『がんばってね』と声を掛けてもらい、励みになった。保育園と密に触れ合いながら公園づくりが進められた」と笑顔で話した。

「誇り持ち続けて」

 かつて大川公園は「ゴミ捨て場のよう」な場所だったという。金沢文庫駅に近く、若者が夜に集まることや、前代の公園愛護会員が高齢で、管理が難しかったことが理由だった。

 そんな中、同保育園が2007年からゴミ拾い活動を開始、のちに公立保育園では区内唯一の公園愛護会として登録された。以来、保育士と園児は毎日ゴミ拾いをし、公園を綺麗にしてきた。現在も週1回のゴミ拾いを継続しているという。

 当時からゴミ拾いに携わってきた長門園長は、リニューアルについて「感無量」と声を弾ませる。「園児には、自分たちが綺麗にしたという思い出や、自分たちで公園を作ったという誇りを、ずっと持ち続けてほしい」

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