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〈地方選〉低迷する投票率【3】 「”選挙に行く”を文化に」 この連載では、投票率の低迷する地方選挙について全3回で取り上げます。

政治

公開:2015年4月2日

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地方選に向け活動する高校生メンバー
地方選に向け活動する高校生メンバー

 4年前に行われた横浜市議会議員選挙の20代の投票率は30%未満。若い世代の投票率低迷は喫緊の課題だ。若者の選挙離れを阻止すべく”若者側”からも、政治関心を持つきっかけづくりが始まっている。

 中区に拠点を構えるワカゾウ(佐藤章太郎代表)が仕掛けるのは「センキョ割」。20歳から35歳までを対象に、投票証明書(またはその写真)を参加店舗で提示すると優待が受けられる。2012年の衆議院議員総選挙に向け埼玉県で初めて実施し、翌年から横浜を中心に3度行っている。全国各地にも広まりつつある。

 「まじめに選挙を考えるべきという人からは批判もあるが、それが逆にブレーキになることも。行ってから考え始めるきっかけが必要」と話すのは佐藤代表。根底には、将来を担う若者が政治参加しなくては社会が持続できなくなるという危惧がある。「センキョ割はあくまで動機づけ」。目指すのは選挙の印象を変え、活気のある祭事として認識させること。”投票に行く文化”を定着させることだ。

 現在、参加店舗は着実に増え、昨夏の参議院議員選挙では市内で143店。今回はそれを上回る予定だ。「参加店からは、家族や商店街内で政治の話をする機会が増えたと聞く。関心を持つきっかけになっていると感じる」と話す。

高校生が担うきっかけ作り

 運営を支える多くが、考えに共感した高校生。チラシ配りや意識調査などを行う。「県知事や市長の名前すら知らない高校生も多い」と話すのは久保田惟(あり)さん(18・川崎市)。地方選はメディアの扱いも少なく関心が薄いと指摘する。地方選に限らず、意見が反映されにくく感じ、投票に価値を見いだせない若者の声も耳にするという。「難しいと思われがちな政治も、分かりやすく広めれば関心を持つと思う。選挙の印象を変えるイベントが出てくれば」と期待を寄せる。 (了)

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