洲崎町のある不動産会社の前で、シティガイドの説明を聞くウォーキング愛好者の姿をよく見かける。参加者が見上げるのは歌川広重が描いた「金沢八景」の看板。金沢八景駅から旧国道沿いに伸びる「歴史の道」上に位置し、数十m先には明治憲法草創の碑があることから街歩きのポイントとなっている。
「実はこのほど、20年ぶりにこの看板をリニューアルしたんです」と話すのは不動産会社・湘南仲介センターの野上武重社長。老朽化が進み、線が入って絵が見にくくなっていたため新調したという。
地元・野島で育った野上社長は、店前に金沢八景を案内する手製のウォーキングマップを置き、自由に持っていけるようにしている。看板もマップも「金沢八景の歴史の一部を、少しでも多くの人に知って欲しい」という思いから。「商売に結び付かなくてもいい。この街を想う心が広がっていけば」と願いを込める。
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