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関東学院大地域ボラセン 農園通して地域交流 人が集まる場所目指す

社会

公開:2015年6月11日

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苗の植え付けを行う園児と学生
苗の植え付けを行う園児と学生

 関東学院大学社会学部の「地域連携・ボランティアセンター」はこのほど、金沢文庫キャンパス内に農園を設置した。作物の育成を通し、地域交流を行うことが目的。6月4日は学生が金沢白百合幼稚園の園児約70人とともにハーブの植え付けを行った。

 植え付けには同大学の学生と園児、ボランティア団体「葉山HERB」のスタッフが参加。「ホーリーバジル」という種のハーブの苗を植えた。指導役となった大学生は「苗は折れやすいので、優しく植えてね」と説明。園児は丁寧に苗を植えていた。作業が終わると「大きく育ちますように」「今日は楽しかった」などと声が上がった。

 農場内ではハーブのほかにカボチャも育てている。秋の収穫時期に再度、園児を招くほか、収穫したカボチャを使って、ハロウィンイベントも開催するという。同幼稚園の松野茂園長は「大学生とこうした交流を持つのは初めて。苗の育成を通して交流を深めていければ」と話した。

経験の共有で交流

 「地域連携・ボランティアセンター」は普段、学生の福祉活動やまちづくり活動を支援するための企画・調整などを行っている。

 今回の農場づくりは、同学部の学生が日頃教室で学んでいる社会福祉を実践するために企画された。

 農作物の育成を通して、希薄になっている多世代間の交流や、孤立しがちな障害者や介護者との交流を深めることが目的だ。同学部の山口稔教授によると、苗の植え付けや水やり、収穫などの経験を共有すると、苦労ややりがいが分かち合えるため、交流が深まりやすいのだという。

被災者とのふれあいも

 今後は、区内の認知症患者や地域住民とも、苗の植え付けや収穫を通した交流を行う予定だ。さらに宮城学院女子大学(仙台市)などと協力して、東日本大震災の被災者との交流も行っていくという。

 農場は図書館裏にある400平方メートルほどの土地に作った。現在はこの中に数カ所、それぞれ2畳ほどの広さの畑を作っているが、これからさらに畑の数を増やしていく。山口教授は「将来的に地域の誰もが立ち寄れるような農場にしていきたい」と話した。

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