神奈川県内初の身体障害者野球チーム「横浜ベイマックス」が6月21日、まつかぜ公園(寺前)のグラウンドで初練習を行った。選手とスタッフ含め10人以上が参加し、基本練習に汗を流した。
障害者野球は、下半身に障害があり走塁が困難な場合には打者代走ができるほか、原則バント・盗塁禁止などのルールがある。また、障害に合わせた補助具の使用も認められている。
同チームを立ち上げたのは寺前に住む古野真也さん(51)だ。2007年、福岡市で働いてきた時に交通事故に遭い、神経を損傷。左手の握力を失った。そんな時に出会ったのが、障害者野球だった。「みんなそれぞれ苦労している。障害があっても平等だと感じられた」。北九州市のチームに入団し、練習に没頭。全国で優勝経験のある強豪チームで主軸として活躍するまでになった。
昨年6月、古野さんは金沢区内に引っ越してきた。県内にチームがなかったため、東京のチームでプレーしたことも。一方で「神奈川にチームを作りたい」と友人・知人に声をかけ準備を進めてきた。「神奈川にはこれだけ人がいるんだから、まだまだやりたいという人がいるはず」と話す。監督には谷津町で薬局を営む小田兵馬さんが就任した。
横浜ベイマックスの選手は現在9人。障害者手帳を持っていないと選手登録ができないため、紹介に紹介を重ね、参加者を集めた。7月には日本身体障害者野球連盟(神戸市)に登録申請し、9月に行われる関東大会に出場する考えだ。
同チームは毎月2〜4日、土曜・日曜・祝日を利用して横浜市内のグラウンドを拠点に練習していく予定。秋の大会に向け、戦力強化を目指す。
現在、選手やスタッフを募集している。申し込み・問い合わせは【メール】yokohamabaymax@outlook.comへ。
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