金沢警察署はこのほど、今年1月から6月末までに区内で発生した犯罪と交通事故の状況を公表した。
「振り込め」7月は急増
昨年被害が大きかった振り込め詐欺件数は、上半期で10件が発生。昨年の42件に対し、大幅に減少した。金融機関などに依頼し、100万円以上の引き落としを行う顧客に用途を尋ねる「水際作戦」などが奏功し、17件の被害防止に繋げた。
しかし7月に入り、被害は急増している。7月31日現在で、新たに5件の被害が確認されている。
特に多いのは、長男や次男を騙った男から「友人の借金の保証人になっており、自分が返済することになった」という電話がくる手口だ。金融会社や弁護士を名乗る者からも電話があり、「今日中に現金を指定の口座に振り込むように」と指示されるという。同署生活安全課の担当者は「電話でお金を要求されたら、一度電話を切り、別の身内に相談を」と呼びかけている。
「二輪車盗」に注意
昨年から大きく増加しているのは二輪車の盗難。オートバイ盗は32件(昨年同期比13件増)、自転車盗は210件(同16件増)だった。特に増加傾向にあるのはホンダ製「スーパーカブ」の盗難被害。組織的な犯行の可能性もあり、同署はハンドルロックや二重ロックの徹底を呼び掛けている。
事故件数は47件増
交通事故は6月末現在、282件で、昨年同期比で47件増加している。死者数は3人。状態別でみると、高齢者に関係する事故が100件(死者数1人)。次いで二輪車が多く96件(死者数2人)で、自転車が76件だった。
金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>