「寺子屋塾 西大道」が8月5日から3日間開催され、毎日40人近い小学生が参加した。
西大道町内会(佐波弘之会長)が、町で子どもたちを育て、人と関わることで成長を促そうと取り組むこの活動は今年で3回目。町内の元教諭や横浜市立大学の学生が先生役を務め、夏休みの宿題や学習を指導したほか、けん玉やあやとりなど昔の遊び体験も行った。
最終日には、はじめて横浜市体育協会と協力し、楽しみながら体を動かす「さわやかスポーツ」を実施。「市のデータを見ると、ボール投げなど体育の成績が良くない。体を動かす楽しさを知ってほしかった」と佐波会長は話す。ボールを投げ入れて得点を重ねたり、ストラックアウト型のボードを使ったりとゲーム感覚で楽しみ、交流を深めた。
地元の大学として第1回目から積極的に関わってきた横市大生。今年も約20人が先生役を務めた。昨年から参加している責任者の去渡達矢さん(国際総合科学部2年)は、「子どもたちから学ぶことも多い。いろんな年代の人と接することで子どもたちのコミュニケーション能力が高まるのでは」と話す。たった3日間で、場に打ち解ける姿に驚かされるという。「ここだけではもったいない。全国に広まれば」と願いをこめる。
今回参加した小学生は、ほぼ1回目からのリピーターだ。佐波会長は「町内の子どもの約90%の出席率で、年々増加傾向にある」と手応えを感じている。「当面の目標は第10回の成功だが、改善を加えながら継続して実施していければ」と話していた。
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