金沢消防署は7月から新しく、消防団員募集のチラシを作成し、掲示板への貼り出しや区内への回覧を行っている。
このチラシの右側に、浮世絵のようなタッチで大きく描かれているのは、江戸時代の「火消し」の姿。旗印となる大きな纏(まとい)を肩に背負っており、その纏の上部には、牡丹文字で「金澤」の文字が描かれている。
この絵を描いたのは、金沢消防団第7分団で、広報委員の佐藤誠さん(61/六浦在住)だ。本業はデザイナー。和風のデザインに興味があり、浮世絵タッチのイラストは、趣味で描いていたという。今回「少しでも見る人の印象に残るように」という意図で、チラシへの掲載が決まった。
佐藤さんが消防団に入団したのは1988年。デザイナーの仕事が忙しく、消防団の練習に出られない時期も多かったという。しかし団員の仲間は「出られるときに出て」と温かい言葉をかけてくれた。「仕事が落ち着いてきたから、今度は自分のできることで力になりたい」と話す。佐藤さんのイラストは、市消防局が発行するうちわにも掲載された。「消防団に興味を持つきっかけになれば」
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