金沢総合高校の山崎栄一教諭=人物風土記で紹介=と吹奏楽部員が昨年、慶珊寺・佐伯隆定住職の話をもとに「横浜・富岡空襲の記憶から未来へ」を作曲した。
佐伯住職の空襲体験を聞いた昨秋、意見を出し合い構想を練った。翌日には、悲劇を予感させる冒頭部を作る生徒や、母親の悲しみをベートーヴェンの月光で表したいと申し出る生徒が。それらを踏まえ山崎教諭が作曲した。「泣きながら作った」と思い入れを話す。
軍隊小唄やラッパ、空襲警報などを取り入れ当時を再現。約10分の曲で開戦から復興へ向かう様子を表した。当初、気乗りしない部員を集め「知らないで通りすぎた事実を知ること、伝えることが大事では」と激励した山崎教諭。以来、意識も音も変わったという。「子どもたちの心になにか残れば」と話していた。
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