金沢区が2016年度に行う自主企画事業の予算案と概要が明らかになった。子育てや防災に重点を置いた42事業に、9971万円を計上。現在開会中の横浜市定例会で審議され、3月25日(金)にも議決される見込みだ。
区役所がその地域のニーズや課題に対応するため、独自に使用できるのが自主企画事業費。16年度、区は42事業に9971万円の予算を編成した。「区の魅力や活力の向上」「子育て支援の充実」「健康で生きがいを実感できる地域」「人や環境に優しく安全安心なまちづくり」の実現を目指して事業を進めていく。
6つの分野を柱に
重要施策として挙げるのが子育て支援と防災。「安心して子どもを産み育て、子どもが健やかに育つまちづくり」には1685万5千円を計上する。子どもが健やかに育つため、養育者の孤立を防いで負担感を軽減し、安心して子育てができる支援に取り組む。今年度すでに実施されている保護者のための講座に本腰を入れ、拡充。感情的に怒らず子どもと向き合う方法を学び、児童虐待を防ぐ狙いがある。
「防災力・災害対応力の向上」には1738万7千円を見込み、地域防災の円滑な運営ができる人材育成や、工業地域も含めた地域間の連携や災害発生時の共助の仕組み強化を行う。来年度は新たに、電話を活用した緊急時情報システムの運用を行い、発信訓練を定期的に実施する予定だ。
1066万7千円を計上した「環境未来都市を目指し、地域と協働した課題解決の実践や活性化の取組」。少子高齢化や環境などの課題を地域と協働で解決するために、大学との連携やオープンデータを活用した地域活性化策を進める。
「金沢区の特徴である歴史資産、観光、大学、産業の活用」は、大学や企業、施設と連携し「見たい、知りたい」と思えるような区の魅力を伝える事業を展開。新たに区や区民が所有する昔の金沢区の写真をHP上で閲覧できる事業も整備していく予定だ。2574万7千が見込まれている。
「誰もが健康で生きがいを持てる環境づくり」は1588万5千円を計上。高齢者をはじめ、誰もが健康で生きがいを感じ、地域とつながって安心して住み続けられるまちを目指す。
|
<PR>
金沢区・磯子区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>