昔ながらの方法で乾海苔をつくる「海苔づくり教室」が2月27日、野島公園で行われた。当日は薄曇りで微風、昼になるにつれ日差しが差し込むという海苔づくりに最適な天候。参加した約100人は、生海苔を細かく裁断する作業から、海苔つけ、天日干しまでを体験した=写真。きれいな真四角やひび割れたもの、厚みの違うものなど様々な個性の海苔が海辺に並んだ。
これは「海苔づくり実行委員会」が企画する取り組みで、今年で9回目。深津米男実行委員長は「冷たい海で海苔を摘むところから形にするまで、簡単な作業ではないことを知ってもらいたい」と話す。かつてこの土地で海苔づくりが盛んだった歴史や当時の方法、乾く途中にパリパリと音を鳴らすことなど、会員は持てる知識を丁寧に伝えていた。
普段作ることがないため興味を持ち、参加したという関口愛さん(10)は「型に流すのが意外に上手くいった。あぶってご飯に巻いて食べたい」とにっこり。深津さんは「子どもの心に残れば」と期待をこめた。
|
<PR>
金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>