地域環境保全や環境美化に取り組み、功績を残した人や団体を環境大臣が表彰する「地域環境保全功労者表彰」をこのほど、「横浜市立大学環境ボランティアStep Up ↑」が受賞した。同団体は6月8日、東京都内で行われた表彰式に出席し、同賞団体部門の代表として表彰状を受け取った。
環境大臣賞は同賞のほか「地域環境美化功績者表彰」などがあり、今年度は全国で41人76団体が受賞。毎年6月の環境月間に行われている。同賞は19人34団体が選ばれ、横浜市内からは慶應義塾大学「日吉丸の会」も表彰された。
地域も巻き込む
Step Up ↑は、学園祭などの学内イベントでゴミの回収や分別を強化しようと2003年に発足した団体。徐々に活動の幅を広げ、現在は約140人が所属するほどに成長した。学内で使用しているリサイクル容器やペットボトルキャップの回収などを行うほか、12月には校舎の一部を消灯し部員が廃油から作ったキャンドルを灯して節電を啓発する「キャンドルナイト」を行っている。
「”環境活動を楽しむ”がモットー」と話すのは代表の土屋梓さん(2年)。「地味や真面目とイメージされがちな環境活動を楽しくすることで、関心や知識があまりない人も巻き込むことができる。より多くの人が参加すれば効果や持続性が高まるのでは」。それが同団体の”色”だ。
地域との連携も盛んだ。学生に向けたゴミ分別の啓発を目的としたイベントや、海の公園でのビーチクリーンなど金沢区と協力。地域主催のイベントにも積極的に参加している。「素晴らしい賞を頂けて嬉しい。今後も大学や地域に貢献できるような環境活動に取り組み、部としても成長したい」とコメントを寄せた。
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