保育士が持つ知識や経験を生かし、未就学児や保護者が集える「場」をつくろうと6月29日、ビアレヨコハマ内(並木)に「にこポカ!とみおか・なみきっず」が1日限定で設置された。
当日は近隣保育園から保育士が集まり、この日のために企画した「遊び」を実施。午前・午後の部を合わせて子どもや保護者、237人が参加し、パペットや手遊び、体操や絵本の読み聞かせなどで楽しんだ。会場の外では区内保育園の特徴や情報をまとめた展示が行われた。
これは普段、個々の保育園が地域に向けて行う施設開放や育児相談などの取り組みを、範囲を広げて発信しようというもの。多くの人が訪れる商業施設に出向くことで、現場の知識を地域の子育て支援につなげたり、園の魅力をPRしたりする狙いがある。その第一弾として金沢区役所が富岡・並木地区に呼びかけ。民間と市立を合わせた8園、同施設を運営する金沢商業開発、区の協働で開催にいたった。
「もともとドッヂボール大会を富岡・並木地区の保育園合同で行うなど、園同士の交流が盛んな地域」と話すのは、わらべシーサイド保育園の小河原利明園長。区から相談を受け、実施に向け動き出した。8園から1人ずつ保育士が集まり、2月から会議をスタート。「名前から内容から、全て保育士が主体で企画してくれた」と話す。より深いネットワークの構築の意味も兼ねるという。「年齢も働く場所も違う保育士が集まれば、スキル向上につながる」と期待を寄せるのは並木保育園の折本秀子園長。未就学児をもつ保護者が、専門知識をもった保育士などに育児や保育園事情を相談できる機会にも期待する。
区は、第2弾の開催を検討するなど、今後は順次拡大を図っていく。
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