横浜市教育委員会はこのほど、2015年度の児童生徒の問題行動に関する調査結果を発表した。小学生の暴力行為が前年よりも425件増加して2080件。82年の調査開始以来、最多となった。
調査は市内の小学校と中学校の暴力行為、いじめ、長期欠席をまとめたもの。文科省の全国調査の一環。
横浜市内の暴力行為は小中学校を合わせて3906件で前年よりも206件増加した。中学校は1826件で2年連続減少したものの、小学校は初めて2000件を超えた。小学校では生徒間の暴力が前年よりも338件多い1525件だった。
全国的にも小学校の暴力が増加傾向にある。暴力の低年齢化が叫ばれているが、横浜市は「児童専任教諭が14年度に全校配置され、低学年の頃から小さな暴力も見逃さず指導する体制が確立し、取組が一層進んだことによるもの」と分析している。
いじめは小中学校を合わせて1852件で前年よりも595件減少した。小中学校とも減少を示した。
長期欠席は小中学校を合わせて5084人で前年よりも411人増加した。不登校は減少を示したものの、病気や特定できない理由による欠席が増加した。
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