磯子区を中心に活動する中学硬式野球「磯子港南リトルシニア」(内田治郎会長)が2月から3月に行われた「2017大東建託カップリトルシニア関東連盟春季大会南関東支部大会」で準優勝を果たした。4月9日(日)開幕の関東大会に25年ぶりに出場する。
長年の目標を達成
神奈川、静岡県の54チームが出場した南関東支部大会で、磯子港南は決勝までの5試合を接戦で勝ち抜いた。準決勝では強豪の中本牧シニア=中区=に4対3で勝利。投手を中心とした守備と少ない好機を得点に結びつける「つなぎの野球」で結果を出した。
南関東支部は、中本牧を含め全国優勝経験をもつチームがひしめく強豪ブロック。磯子港南はこれまで強豪チームに上位進出を阻まれ続けてきたが、25年ぶりに関東への出場を決め、長年のチームの目標を達成した。
冬トレで力つける
創部44年目の伝統を誇る磯子港南は、磯子区新中原町のグラウンドで土、日、祝日に活動。磯子区や金沢区、港南区を中心に、横浜市内の中学生38人が所属している。一方で、周辺には強豪シニアが多いこともあり、部員集めに苦労している。今年度の新中学1年生の入団希望者は4人と現状は厳しい。
ただ、今年のチームはエース兼4番で主将を務める柳舘憲吾選手や副主将でトップバッターの藤井涼選手など力のある選手を中心にまとまりをみせる。冬のトレーニングでは、例年以上の練習量をこなし、竹バットを使った練習でスイングスピードを強化。200m走を一日30本以上走り徹底的に下半身を鍛えた。「強豪チームに勝つこと」を目標に厳しい練習に耐え、春の好結果に結びつけた。
新村栄作監督は「今年のチームは気持ちが強い選手が多い。厳しい練習にもついてきてくれた」とチームを評価する。また、関東大会にむけては「まだ、本当の意味での自力はついていないと思う。支部大会でみせたつなぎの野球で上位進出を目指したい」と話す。
柳舘主将は「厳しい練習に耐えられたことで、モチベーションを高くして支部大会に臨めた。関東大会では目先の試合に集中して、勝ち進みたい」と抱負を語った。
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